2011年7月29日金曜日

ギリシャショックをみて思う金本位

ギリシャの財政危機から昨年から、ユーロ圏全体に不穏な空気が漂っている。ギリシャがユーロに加入するために、各種のごまかしを行ってきたことは隠すことはもうできないし、盛大にばらまきも縮小せざるを得ないだろう。

ユーロ圏が内包している問題(特徴)は、金融政策と財政政策が切り離されているということだろう。個別の国の事情で金融政策をいじくり回すことができない。

これって金本位も同じ事で、国は財政政策のみで舵取りを行う必要がある。他に一つ方法があるとすれば、ごまかし。これは過去の金本位下、各国が行っていた。ユーロ下で、ギリシャもやっていたので、実は有力な方法かもしれないけれどwユーロ加入前のドイツやフランスもごまかしっていうか、トリックを使っている。

金本位下においては結構頻繁にデフォルトが発生していたのは、今回のギリシャと同じ問題があるからだ。政治家は借金してでも、ばらまきをするのが本能だし、国民はいろいろと特典を求めるが、お金は有限。

ユーロはまだマネーサプライを調整可能なだけマシかもしれない。金本位には、借金か、ごまかしか、ちゃんとやるwかの3択しかない。


現行のドルを基軸通貨とした、通貨体制に問題があるのは間違いがない。かといって、金本位は、過去何度も失敗してきたという史実を忘れるわけにもいかない。

いずれにしても完全な通貨体制は、いまのところ見つかっていない。

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