2013年7月8日月曜日

大量生産とか生産性のアップは悪なのか?


Twitterにこんな感じのタイムラインが流れてきた



ん〜。インターネットとか産業革命とか悪なんだろうか?そりゃ短期的には雇用は失われるだろうけど。

電話の世界だって交換器が現れず交換手が交換してたら、余裕でパンクしてるだろう。交換手の雇用は失われても、世界としては大きなメリットを享受したのだと思う。


日本だけが、革新的な何かを導入しないで雇用を維持したとして、未だにオペレーターが電話交換して、農作業が手作業だったとしたら日本の繁栄があっただろうか?

はじき出された労働者はどうするんだって?他の仕事を探すことになるだろう。歴史上、ずっとそうだったし、これからも変わらないと思う。国がいくらどうにかしようとしても、長い目でみれば歪みを大きくし、最終的な問題を大きくするだけだ。

ウォルマートとかコストコを非難するよりは、スペイン人あたりの「チェーン店なんぞ誰が入るか」っていうような考えを個人が持つのはありだと思う。厳しい個が増えれば、きっと魅力的な店もできるだろう。さらにそこからすごいものが生まれてくるかもしれない。

オーストラリアのバイロンベイのように、チェーン店を規制して魅力的な都市をつくるっていう方向性もありだと思う。しかし、それを大きな国全体に適用するのは、おそらく無理ではないかと思う。

2013年7月4日木曜日

コモディティバブルの終焉?


この半年くらいは米国FRBの引き締め観測などを手がかりにバンバンコモディティが売られてきて、コモディティバブルの終わりという声がかなり多くなってきたように感じる。

特に貴金属はその傾向が顕著なようで、ゴールドバブル終焉という声に価格も呼応してだだ下がりの様相を呈している。

しかし、もちろん金もそうだけれど、コモディティは長期には需給に価格は左右される。

供給サイドに目をやってみると、プラチナやパラジウムあたりはコスト割れの状況化にあるし、農産物なども数十年スパンでみると在庫率はかなりの低水準にある。

需要増の大きな部分を担ってきた新興国経済はどうもよろしくはない。しかし、彼らがせっかく買った車を捨てることはないだろうし、国内にせっせと作った送電網も稼働を続けることだろう。経済状況がよくなれば需要は増加する。

じゃあなんでコモディティの価格が下がっているかといえば、調整のひとことにつきる。70年代のインフレ期においても半値どころじゃない調整をした商品はかなり多い。キッカケがあれば反転し、さらなる上昇をみせる。70年代には中東戦争があり、最後の花火はイラン革命であったり。

もちろんどこで反転するかはわからないけれど、コモディティ価格はどこかで反転してバブル第2章を演じることになるのだろうと思う。