ギリシャのゆくえ

最近あまり華々しくギリシャ問題がとりあげられることがなくなってきたようであるけれど、やっぱりギリシャ問題はくすぶっている。

1．緊縮財政
ギリシャは緊縮財政や国家資産の売却を約束した。しかしこれらはまったく進捗していない。というかやる気がないように思える。だって公務員3万人削減といってたけど、現実には1000人くらいしか削減されていない。資産売却だってほとんど進んでいない。きっと本気ではやる気がないのだろう。選挙で緊縮財政が支持される可能性はほとんどないし。

2．ヘアカット
民間の国債保有者にも損失を負ってもらう必要がある。強制だとデフォルトイベントだから自発的にということ。しかし、民間だってお願いされたからはいそうですかと借金を減らしたりはできないだろう。それこそ背任だ。そこを脅したりすかしたりしてなんとか実現することを目指しているけれど、脅しで全員にいうことを聞かせることは難しいと思うのだけどどうだろうか？

それに、ヘアカットが50％を超えてきた場合、ギリシャ国内銀行の預金は毀損しないのだろうか？

3．CDS
債券保有者の一部にギリシャ国債CDSを買っているものもいる。彼らにとってはデフォルトになってCDSが発動されればお金が転がり込んでくる。そのために必要なことは交渉が決裂すればいいのだから簡単だ。ごね続ければいい。

会社を辞めれば絶対に貰える失業保険のようなものだ。ここに至ってはルール自体をねじ曲げられてしまう可能性もあるけれど。


4．ギリシャ国民
現在の状態をどのように感じているだろうか？ドイツにあれやこれやいわれることは、きっとギリシャ国民は望んでいないだろう。地理的にも歴史的にもギリシャとつながりの深い国が主導権をとれればいいのだけど、それもかなわなそうだ。



いろいろ考えてもギリシャはすでにデフォルト状態だし、あとはコントロールがどこまで効くかというだけ。もうしばらくはギリシャは要注意。

北海道にいってみることにした

2月に北海道にいくことにした。なぜってスカイマークでチケットとったら、すごく安かったのと、冬の北海道を鉄道でうろついてみたかったから。やっぱり飛行機の値段が安くなるとうれしい。日本もLCCがじゃんじゃん飛ぶようになって、”ちょっと夕食食べに北海道に！”とか、”飲茶しに香港に！”っていうことが簡単にできるようになれば、日本も変わると思うのだけど。

ANAがpeachでLCCへの参入を始めたし、ちょこっと期待。羽田とか成田あたりからの便もつくって欲しい。

世界的に見ればLCCなどによって航空運賃は劇的に下がっていて、ちょっと食事をするために国境をまたぐようなことも可能になってきている。

日本でも、東京の会社帰りにラーメン食べに博多にいって、その日のうちに帰ってくるとか、大阪に飲みに出るとかそういったことがいずれ可能になるかもなあ。

とりあえず今回の北海道旅行は、旭川から入って、網走で流氷をみて、残りは札幌あたりにしようかなあなどと考え中。

MacBook Proのメモリをあげた

MacBook Proのメモリを4G→8Gにした。16Gも認識するようなので、初めは16Gにしようかなと思っていたのだけど、よく考えたら8GのiMacも結構快適に動いているし、在庫があまりなさそうで、入手に若干時間がかかりそうなので8Gで妥協したｗ


メモリはこれ

16Gも1万ちょっとまで値段は下がっているようなので、次は16Gにあげることになるのだろうか。

交換してみたらやっぱ全然動きが違う。いまのところほとんどスワップが起きていない。

コストパフォーマンスの高い投資だと思う。

2012年はどうなるだろうか？

2012年はどんな年になるんだろうか？ヨーロッパはあんなんだしｗ、新興国もどうも調子はよくなさそうだ。中東もそこかしこでもめている。なんとなくいい材料がみあたらない。

金もここ最近軟化しているけど、このまま本格的に調整する可能性もあると思っている。長期では強気だけど、1970年代にも大きな調整があったことを忘れてはいけない。アナリスト達はリーマンショック時の下落幅をひきあいに出すけど、あれ以上の調整があってもおかしくはない。短期ではちょっと弱気。

その他貴金属は長期で強気だし、少しずつ買っていってもいいかなと感じる。銀、プラチナ、パラジウムあたりに妙味があるとは思う。本当はセリングクライマックスがくればいいなと思っているけれど。

ユーロもずいぶんとショートが積み上がっていて、短期的に反発してもおかしくない。何せユーロ安はテレビでもガンガン報じられている。長期には中立。


長期の見通しと、数ヶ月〜年単位くらいのスパンと見通しが食い違っている。なので、今年は流儀には反するけれど、ちょっと短期の取引を増やそうかなと思っている。