2013年7月4日木曜日

コモディティバブルの終焉?


この半年くらいは米国FRBの引き締め観測などを手がかりにバンバンコモディティが売られてきて、コモディティバブルの終わりという声がかなり多くなってきたように感じる。

特に貴金属はその傾向が顕著なようで、ゴールドバブル終焉という声に価格も呼応してだだ下がりの様相を呈している。

しかし、もちろん金もそうだけれど、コモディティは長期には需給に価格は左右される。

供給サイドに目をやってみると、プラチナやパラジウムあたりはコスト割れの状況化にあるし、農産物なども数十年スパンでみると在庫率はかなりの低水準にある。

需要増の大きな部分を担ってきた新興国経済はどうもよろしくはない。しかし、彼らがせっかく買った車を捨てることはないだろうし、国内にせっせと作った送電網も稼働を続けることだろう。経済状況がよくなれば需要は増加する。

じゃあなんでコモディティの価格が下がっているかといえば、調整のひとことにつきる。70年代のインフレ期においても半値どころじゃない調整をした商品はかなり多い。キッカケがあれば反転し、さらなる上昇をみせる。70年代には中東戦争があり、最後の花火はイラン革命であったり。

もちろんどこで反転するかはわからないけれど、コモディティ価格はどこかで反転してバブル第2章を演じることになるのだろうと思う。

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