2011年7月13日水曜日

補助金ビジネス 〜 原発なのか自然エネルギーなのか

戦後、世界では国家が補助金を出して、農業や産業を保護することには否定的な流れがある。戦前の保護貿易が世界の貿易をなくしてしまったことからも、この流れは正しいことだと思っている。

世界中に例外はたくさんあるけれど、日本も世界になだたる保護主義の国。農業だって、工業だって事実上の保護主義は蔓延している。

電力は海外からもってこれないうえに、地域独占もあって、さらに市場原理を働かせることが難しい。

原発を自然エネルギーに切り換えるか切り換えないかで、不毛な議論が日夜ネット上でも、マスコミでも繰り返されている。

自然エネルギーの定額全量買い取りとは補助金に他ならない。米と一緒。
原発への補助金はまんま補助金である。

それらの補助金を取り去った上で、市場原理にさらせば、自ずと経済的合理性にかなったエネルギー構成になるはず。

補助金は歪みをつくるだけだ。

もちろん経済的合理性のファクターには安全とか、安定も含まれるわけだから、誰にとって悪い話ではないと思うのだけれど。

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