2011年7月2日土曜日

荒れた電力会社の株主総会

一連の原発関連事故を気に脱原発運動が盛んになる中、注目を集めた各電力会社の株主総会。フタを開けてみれば脱原発動議はすべて大差で否決される結果となった。

TVではヤジの様子とか、反原発派の方が挙手が多かったのに、とかいう意見が盛んに流されていたけど。株式会社なんだから大株主を抑えた方が強いに決まっているのだけど。

そういえば、事前の委任状の状況とか全然マスコミは報道してなかった。開票だけ放送したって意味なくって、事前にマスコミが委任状の件など報道していたら、結果はちょっとだけ違ったかもしれない。まあ、それは置いておいて。

原発関連の大株主には地方自治体が多いけど、そもそも地方自治体はほとんど反対票入れてないんじゃあ?どの自治体がどうとかまでは、掘り下げて調べていないけど、再稼働には難色を示しながら、脱原発に賛成している首長も多いはずだ。それは無難にポーズをとって様子をみているだけだ。彼らはできるだけ、自分への批判を避ける方向にカジを切っている。

とはいえ、何か事をなそうと思うなら、株主総会ではヤジで騒ぐだけではなくって、実際に株主を集めないと意味も力もない。
とりあえず、外部からひとをいれるくらいのことはできるのではないだろうか。これに公然と反対する(できる)大株主(自治体、金融機関など)っているだろうか?

脱原発のいかんにかかわらず、まず電力会社の最大の問題は、閉じすぎているがゆえの隠蔽体質だと思うし、外部からひとが入るようになれば、誰にとっても悪くない。

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