2012年11月29日木曜日

地位協定見直しに思う


米兵の夜間外出禁止令やら夜間飲酒禁止令やらが結構話題になっているけれど、こんなの「駆け込み乗車はおやめ下さい」と電車中にアナウンスするのが大多数の人に迷惑でしかないのと同様、大多数の米軍関係者には迷惑極まりないことだろう。飲食関係者などにとっても大打撃だろう。

日米地位協定に問題があるのは間違いない。ここは早急な見直しが必要であろう。

ここでひとつ問題なのは、自分が米国サイドの人間だったら日本で裁判を受けることをよしとするだろうかという点。自分だったら米国での裁判を望むと思う。だって、起訴されれば主張もへったくれもなく有罪は確定。有罪率99%(否認はのぞく)ってどういうことよと思うだろう。

裁判制度だって陪審員の顔ぶれに異議を申し立てたり、公平な裁判を求めて法廷地の変更ができる米国とは大きな違い。だって日本人が被害者だったら、被害者の地元だったら差別されるんじゃないかって考えるのは当然の感覚。

要は日本なんかで裁判受けるなんてあり得ないと米国サイドは思っているわけである。当然のことだろう。

日米地位協定の問題解決のためには、日本の司法のあり方を見直す必要が絶対にある。そして、そういった議論が出てこないうちは絶対に進まない。根は一緒だから。

もちろん米軍がこの先も駐留すればの話ではあるけど。

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