2011年8月29日月曜日

野田氏の勝利

決選投票のすえ、野田氏の勝利が確定した。財政規律を正していくという主張自体に間違いはない。
http://jp.wsj.com/Japan/Politics/node_296454

ただし、成長戦略をきちっとして欲しいと考えている。ただ増税っていうだけでは、誰がどう考えてもわかるように、可処分所得の減少から個人消費は減ることになってしまうし、今まで適正に貯蓄や投資にまわっていたものも減る可能性がある。

ただ、個人消費は消費してしまえばそれでおしまいなので、多少減る分には問題ないかもしれない。どちらかといえば怖いのは、将来のための投資が減ること。

消費より貯蓄、投資にお金を回すインセンティブを高め、かつ政府および地方公共団体の支出を減らす方向に舵取りをすべきだ。特に政府および地方のばらまきが今後維持不可能なレベルであることは間違いがない。借金を増やしてきたのは、疑いなく”政府と地方の支出”だ。

新自由主義から社会民主主義への移行が進まず、もとに戻るプロセスなのだろうか?しかし、野田氏が新自由主義者とも思えない。彼の考えをできればもっと語って欲しいものだ。

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