2011年10月24日月曜日

iPodが変えたもの

iPod革命10年…160億曲販売でCD激減


まったくその通りだろう。CDはiTunesによって売れなくなったのは間違いない。もはや今は音楽の買い方は昔とは全く違う。ジャケ買いなどは遠い昔の風習と化してしまった。

ほかにもミリオンがなくなったこともiPod+インターネットによる変化といえるかもしれない。多様なメディアから情報を収集することで、圧倒的に価値観が多様化する中、iTunesは在庫リスクなどないから、ラインナップをリアル店舗よりずっと広げることができる。これによってたま〜に誰かが買う音楽の売り上げをビジネスにすることに成功した。

もともとはCDを作成するためにはCDをプリントしたり、流通させたりと様々な行程が必要だった。ゆえにメジャーレーベル以外は儲けを出すことが難しかったのだ。

逆にCMをガンガンうって、ドラマの主題歌になればミリオン!的なマスコミ+音楽業界のやり方はつぶされた。1990年代にヒット曲を飛ばしまくっていたアーティストはいまなかなか同じようなヒットを出すことができない。決して力が落ちたわけでも、飽きられたわけでもなく、構造が変わったのだ。

下記のリンクをみれば、何かの登場と時期を同じくしてミリオンが減っているのがみてとれる。

ミリオンセラー作品数の推移(日本レコード協会)


現代のミュージシャンは世界中をマーケットにできるメリットは得たけれど、世界中のミュージシャンと競合しなければならなくなった。加えて、昔の音楽とも戦う必要がある。マドンナとガガは同列に勝負しているわけだ。

同じことはアマゾンでも起きているし、これから電子書籍が出てくれば同じことが起きるだろう。

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