2011年6月28日火曜日

IEAの介入の効果

IEAの介入は一定の効果をあげているようで、原油市場は調整ムードを高めているようだ。なぜこのタイミング、この価格でこのようなことをしたか疑問に思っていたのだけど、米国の景気対策ではないかという指摘がある。

豊島逸夫のニュース読解 ジョンポールソンが中国株で躓き

なるほど、確かに石油価格下落は減税と同様の効果がありそうだ。消費者の可処分所得が増えるわけだから。
選挙も近いから、いよいよ、なんでもありになってくるかもしれない。

戦略備蓄は放出した分をいずれ買い戻す訳だから、空売りと同じこと。どこまで彼らが継続できるかはわからないけれど、不自然な価格に抑え込もうとすると、生産への投資が増えず、いずれ強烈なしっぺ返しをくらうことになる。

ドルを刷り散らかし、原油のがぶ飲みを続けながら、価格は下がって欲しいってのはちょっとムシがよすぎる。

過去、米国が天然ガスや材木の価格統制でどんな目にあったのか、オバマ大統領が知っていることを祈る。

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